コードバンの財布を使い続けるために。メンテナンス法など

コードバンとは、キングオブレザーともいわれるほど、独特な素材感と使い続けるほどに輝くツヤ感をもった革です。キメが細かく、とてもなめらかな質感が特徴で、1頭からとれる量も少なく貴重な革で、入手するのはなかなか困難を極めます。またとても丈夫で普通の牛革の2倍から3倍ほどの強度があるとされていて、丈夫な革ということでキズにも強く、またシミや汚れに対しても高い体制を持ちます。
コードバンは使い続けるほどに深い輝きを持つ皮革製品は牛や豚など動物の皮が使われています。コードバンは馬の臀部から作られた革です。そのため1頭からとれる量は限られるので、入手は難しく貴重価値の高い革です。
牛革以上の高い耐久性を持ちキメの細かいコードバンは、使い込むほどに輝きが増す経年変化が魅力です。使い続けるほどに他の革ではだすことのできない深い光沢が生まれます。合わせて手になじむしっとりしつつも、なめらかな質感、まさにキングオブレザーにふさわしいものです。次はそんなコードバンを使った皮革製品、中でも財布に焦点を当ててそのお手入れ方法を紹介します。

コードバンの財布のお手入れには、定期的な油で補おう

コードバンは馬の臀部の革だと説明しましたが、臀部の革であればすべてコードバンになるのかというとそうではありません。コードバンになるのは臀部の皮の表と裏の間にあるシェル層と呼ばれる層だけなのです。シェル層より削り出したばかりのコードバンは、まだスエードなヌバックといった革のように毛羽立ちがあります。コードバンと呼ぶにふさわしい美しい革へと仕上げるには、そこに油を補って繊維を寝かせることが必要となります。
繊維を油で寝かせているために、コードバンには多くの油分が必要となります。油を月に1回定期的に補う、そのようなお手入れがコードバンという革を美しく保つためには必要となります。中でも財布のように屈曲部分が多いものは、その屈曲部分がひび割れしやすいため、より入念なお手入れを心掛けてください。
あとはほかの革と同じように、付着している埃や汚れを取るためのブラッシングを行い、きれいになったことを確認したらコードバン専用のクリームを全体にムラなく塗り込んでいきましょう。クリームを塗る際の注意点として、クリームは革に浸透しやすいように作られているものなので、力を入れて塗り込まなくても大丈夫です。力を入れすぎると逆に革を痛めることにもなりかねないので、ハンドクリームを塗るときのようにやさしく塗ってください。クリームが乾いたらブラッシングとやわらかい布を使って余分なクリームを丁寧に拭きとります。これでコードバンの皮革製品のお手入れは完了となります。

頑固な汚れがあっても水で洗ったりするのは厳禁です。コードバンはタンニンで革をなめしているため水に弱いです。汚れが気になるのであれば、生ゴムをつかって汚れを落とすといいと思います。

 

いかがでしたか?コードバンは希少価値の高い革です。奥行きのある美しい光沢、しっかりしたなかでもなめらかな肌触りをもったとても貴重なものです。ですがせっかくの革でもお手入れをせずに使い続ければ経年変化ではなく、ただの革の劣化になってしまいかねません。しっかりメンテナンスを行えば一生付き合っていくこともできますので、メンテナンスを怠らず大切により長く使っていけるように心がけていきましょう。せっかく手にいれたコードバンの皮革製品なのですから。