コードバン、革のダイヤモンドともいわれるには理由がある!

革のダイヤモンドを言われるのがコードバン。ではコードバンとはいったどのような革のことをいうのか紹介していきます。
コードバンとは農耕用馬の臀部からとれる皮革のことをいいます。1頭から取れる皮の量はとても少なく、ポニーやサラブレットといった馬から取ることはできず、農耕用馬からのみ取れる革です。農耕用馬の生産量が年々減少していることも、コードバンの希少性を高めています。

コードバンの特徴を見てみよう

本来革というのはベースの床に銀面が張り付いている2層構造となっているものです。ですがコードバンはベースの床であるコードバン層と呼ばれるものだけの単層構造なのです。一般的な皮はコラーゲン繊維が絡み合っているのに対して、コードバン層は縦にキレイにならんでいて、綿密です。そんなきめ細かな繊維がコードバンのなめらかでしっとりとした質感を生み出します。
またコードバンは高い耐久性をもっています。2層構造の皮はどうしても使い続けているうちに表面の銀面が歪み、床と銀面の間に隙間ができてきます。ですがコードバンは単層構造なのでそうようなことはおこりません。ですが注意する点もあります。繊維が縦に一方しかないので、なめし次第ではあるもののひっぱったりすると裂けてしまう可能性もあります。
コードバンは革のダイヤモンド、革の宝石、幻の革、キングオブレザーなどそうそうたる名称で例えられます。経年変化による深い光沢や質感というのは、他の革ではどうやってもでない最高のものです。貴重さ、そしてその質の高さから愛好家の中にはコードバンの革靴を何足も持っている人も珍しくありません。

コードバン、大事な相棒をお手入れで一生使い続けよう

コードバンの人気はなんといってもその希少性です。農耕用の馬の臀部の皮、そのなかでも中間の2ミリ程度しかコードバンになりえません。そのような貴重の皮を職人が丁寧な作業で削り出していくのは、まさに宝石発掘のようです。革のダイヤモンド言われるのも納得です。
キメが細かく、凹凸も少ないため質感はなめらか、強度は牛革の2~3倍ともいわれ、経年変化でつややかさが増していく、まさに完璧ともいえる革だけに長く使い続けられるようお手入れは欠かさず行いましょう。手入れ次第では一生使っていくこともできるはずです。

コードバンの弱点は水分、しっかりメンテナンスをしましょう
完璧とも思えるコードバンですが水に弱いという弱点があります。水がついたまま放置するとその部分が水シミになることもありますし、ひどいと水ぶくれになってしまうこともあります。また汗による変色の危険もあります。
そのようなリスクを回避するためにも、日ごろからメンテナンスを行うことが重要です。水がついたらすぐに拭き取り、定期的な乳化性クリームを使った革への栄養補給も忘れずに行ってください。また3日に1度は履かないなど、革を休ませてあげるのもいいと思います。
ブラッシングやクリームを塗ったりする際には力を入れすぎずにやさしく行うように心がけましょう。コードバンは表面が毛羽立ちやすいためです。
コードバンは他の革に比べてとてもデリケートです。ですがコードバンにはそれに見合うだけの価値があり、楽しみがあるのです。中でも革靴は履きこむほどに足にフィットしていき、自分だけのシワ感もでてくることで、より自分の相棒といった感じに変化していきます。せっかく手に入れた貴重なコードバンなのですから、じっくり時間をかけて自分好みのものへと仕上げていき、一生使い続けることができるようにメンテナンスも忘れずに行いましょう。